震災で消えた小さな命展のニュースを見て

昨日ＮＨＫのニュースで
『震災で消えた小さな命展』のニュースが流れた。
ほんの短いニュースだったが思わず涙が流れてしまった。

『震災で消えた小さな命展』とは
絵本作家さん達が被災者の方の希望を聞き
震災で消えてしまった動物たちを絵の中によみがえらせようという企画。

ニュースでは飼い猫２匹の絵を描いてもらった飼い主さんへの
インタビューとその絵が紹介された。

あの災害の中、動物を助けられず自責の念を語る飼い主や
まるで『僕たちは元気だからそんな悲しまないで！』と言ってるかのように
２足歩行で仲良さそうに元気に歩く姿でよみがえった
とても素敵な絵に自分の感情が抑えられなくなってしまった。

自分には数年前、老衰で死んでしまった犬がいた。
夜鳴きはするし、下の世話もしなくてはいけないし
それなりに大変な日々で
言うことをきかない犬に対し
たまに辛く当たったこともあった。

でも、いざ去られると
もっと何か良いものを食べさせてあげたかった
もっと温かい環境を与えればよかったなど
どんな状態でももっと長生きして欲しかったなど
今でも思い出すといろんな思いがこみ上げ胸が苦しくなる。

突然の震災できちんと別れも言えないまま
消えてしまった最愛のペットへの被災者の思いは自分とは比にならないくらい
辛いものだったと思う。

こういう忘れがちな被災者の気持ちに気付き
このような素敵な企画運営される方々に
心から敬意を表したい。